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「弱いのはお前だ!
簡単に殴られてよく言えるな。
・・・第一、他人のあんたが俺らの何を言う。
俺らがどれだけ、絶望や恐怖を味わったか知ってんのか?
俺らが、どれだけ苦しんだか知ってんのかよ!!」
暁斗は、狂ったようにそう言った。
『そんなの知ったことじゃない。
どうして、私が知らなきゃいけないのよ。
でもね、これだけは事実だよ。
少なからず、暁斗は私の言葉に反論ができず
聞き流すこともできず
結局は暴力で黙らせようとした。
そんな暁斗が、強いって言えるの?』
私は、そう言ってからまた空を見上げた。
『・・・私の強さは、少なからず暴力ではない。
・・・そう。
今みたいな、言葉の使い方とか
人との関わりとかそう言うの』
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