第16章

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『だから、もう私に関わらないで』 私は、そう言って学校に向かって歩き出す。 だが、いい忘れたことを思いだしクルリと振り替える。 『季咲、また絶望しないように気を付けるんだよ』 それだけ言うと、今度こそ学校に向かって歩き出した。 君たちは、本当に惨めで馬鹿な人たちだね。 君は、また絶望して 新たちは、弱くって大切なものを守れなかった。 目の前には、多くの人が倒れている。 もう何人も、なん十人も、何百人もの人が・・・ 『ほら、言ったでしょ? 新たちは、弱いって』 私は、新の前にしゃがみ込む。
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