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「なら、私に感情を捨てろっての?
あんたみたいに、なればお兄ちゃんたちは、私を大切にしてくれるの?
組の皆は、私をたよりにしてくれるの?
あんたみたいになれば、あんたに向いてた目が、私に向くの?」
魅女は、ただ愛されたいだけなんだ。
でも、駄目なんだよ。
『私みたいに、なったらダメだよ。
私に向いてた目も、連慈たちの気持ちも組の皆が私を頼りにしてたのも
全部辛いから。
ただ、辛くなるだけだから
全部を自分一人で背負子もうとなんかしちゃだめだよ。
最後には、私みたいになにもかも無くなるから』
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