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美味なる珍味が大量に贈られてきたと聞き、兵以外の帝国の領民も集まってきた。
あっという間に大宴会となる。
そして、すべてを食べ尽くした頃。
「やや、陛下‼毒味役のものが息絶えておりますぞ‼」
「なに⁉もしや・・・・・・うぐ‼」
カビラー1世は、急に苦しみだした。
見ると、貢ぎ物を口にしたすべてのものが苦しみあがき、次々と倒れ込んでいく。
「お、おのれ~・・・毒を盛るとは卑怯千万・・・む、無念じゃ・・・」
カビラー1世は、世界制服の志し半ばで卑劣な罠に倒れた。
こうして、カビリオン帝国の首都は陥落した。
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