エース&ウィッチ

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「それでミーナ、どれくらいの戦力が来るんだ?」 「そうね…正確にはわからないけど、航空母艦を主力とする、艦隊が二個。空軍が二個航空軍。陸軍兵力が二個軍が来るそうよ」 「ほぉ、凄い兵力だな。だが、一体どうやってそんな兵力を?」 普通、こんな大軍を編成するには時間がかかる。しかしオーシアは僅か一週間で編成したのだ。 「そこまで知らないけど、兵力に余りがあるみたいね」 彼女達はオーシアの戦力を知らぬまま、期待に胸を膨らませていた。 今の現状を考えると仕方がなかった。何せ敵はブリタニアの直ぐそこにまで来ているからだ。 ウィッチ達はこの話題に夢中になっていて、いつもなら暇なときは毛布を広げ、高いところで眠っている、南方のロマーニャから来た、最年少隊員のフランチェスカ・ルッキーニ少尉(年齢12歳)ですら目を輝かせていた。 おまけに、いつもずぼらな性格の、世界最強のエースウィッチ…エーリカ・ハルトマン中尉ですら、真剣になっている。
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