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『なぁ、いいだろ？いい加減さ、二人っきりなんだしよ』
『ダメよ、やめて！ジュンちゃんが来るって！』
『……ジュンは来ねぇよ』
『え？なんで？いつもの時間にここでって……』
『ジュンには"たまには隣街で遊ぼうぜ"って言ってある、炭坑なんか飽きたしたまにはいいだろ？ってな』
『そんな――…いや！ちょっと離してよ！』
『ユリも気付いてくれてたんだろ？オレはユリのことが好きなんだ！もう三人で一緒なんて嫌なんだよ！』
『……ユキオ、けど、私……』
『……なぁ、やっぱりジュンのことが好きなのか？オレじゃダメなのか？』
『…――ごめん、ごめんね、私、やっぱり……』
『そっか……あ、さっきは力まかせにゴメン、ちょっと頭冷して来るわ！』
『あ、うん……』
ガンッ！
『…――ユキオ？ユキオどうかしたの？』
『…――なんだよ、そういうことだったのかよ』
『ジュンっ!?どうしてここに……』
『なんかおかしいと思ったんだよ、まさかユキオと出来てたなんて……あの言葉は嘘だったのかよ！』
『違うの！嘘じゃないの！信じて！だから、そのスコップを降ろして……』
『……じゃあさ、俺の言うことなんでも聞いてくれる？』
『うん！聞く！なんでも聞くよ？ジュンちゃんの為なら！』
『……そっか、じゃあまずユキオを――…
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