初陣

2/11
前へ
/571ページ
次へ
「で、出発はいつなんだ?」 「五日後だ。そして明日、8時にまたここへきてくれ。同行させる兵士と対面させる」 「分かった。……他はもうないか?」 「あぁ、今日話すことはこれですべてだ」 「じゃ、俺は帰ります。おつかれっしたー」 ――――  帰宅。 「あーいとしのマイルーム」  棒読みでそんなことを言いながら、アルは自室へ入った。 「砂漠越えねー。大変だよ?かなり。道がわるいから車じゃ行けないからね」 「きいたきいた、しかも他の人も来んだろ?めんどくさいなー」 「コミュ障ざまぁ」 「せいやっ」  アルはナヴィを床にたたきつけた。 「あだっ」 「次はないぞ」 「サーセン」  
/571ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8289人が本棚に入れています
本棚に追加