シュヴァリエ デ リュミエール

9/94
前へ
/160ページ
次へ
丘全体が赤に染まっているカストゥイユに到着した。カストゥイユは丘の上の、古い石造りの街である。石畳が美しく、守りが堅いので貿易が盛んに行われている。 だけど、人は疎らになってきている。 ライトは外を見つめている。 「・・・カストゥイユの丘の・・・紅眼のサクシャイン。危険はないという噂だが、噂は事実と異なることは、よくあることだからな。」 ライトとジラルドは宿に向かって歩いている。ジラルドは宿まで馬車を希望したけど、操縦する者が、断った。 ジラルドは不満全開。 夕闇が歩く2人を包み込んだ。赤から黒の世界に変わった。
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加