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丘全体が赤に染まっているカストゥイユに到着した。カストゥイユは丘の上の、古い石造りの街である。石畳が美しく、守りが堅いので貿易が盛んに行われている。
だけど、人は疎らになってきている。
ライトは外を見つめている。
「・・・カストゥイユの丘の・・・紅眼のサクシャイン。危険はないという噂だが、噂は事実と異なることは、よくあることだからな。」
ライトとジラルドは宿に向かって歩いている。ジラルドは宿まで馬車を希望したけど、操縦する者が、断った。
ジラルドは不満全開。
夕闇が歩く2人を包み込んだ。赤から黒の世界に変わった。
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