火曜日

35/38
前へ
/717ページ
次へ
ちーちゃんの家をあとにした。 帰宅した美咲は、話しの内容を母に話した。 『やっぱり、みんな同じ事言うでしょ。 全てをひっくるめて、よく考えてみるといいよ。 借金の事もあるし、和馬がこれから仕事があるかわかんないわけだし…。 美咲が決める事だから、あたしはアドバイスをするだけしかできないけど、暴力を振るうっていうのは絶対に許せないよ。』 『うん。借金については和馬が心を入れ替えてくれて戻って来てくれるなら、一緒に返済頑張る。 どんなに苦労してもいい覚悟はしてる。』 『でもだよ、仮に返済が終わったとして、その時点ではい、さよなら。って言われたらどーする?』 『そん時は、自分に見る目がなかったと思って諦める。』 『ならいいんじゃない? 戻りたいって思って、頑張るんだったらウジウジするんじゃないよ! ウジウジしてる美咲見てるこっちだって嫌になるんだから。』
/717ページ

最初のコメントを投稿しよう!

173人が本棚に入れています
本棚に追加