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『うん。美咲幸せだよ。
家族が居てくれてよかった。家族ってありがたいわ。』
『そーだよ。美咲も辛いけど、あたしだって辛いんだから。
親だって離婚しなくて済むならしてほしくないけど、和馬と一緒にいても幸せじゃないなら、和馬は美咲と心咲を幸せにできる男じゃないって事なんだから、よく考えな。
でも、和馬が出て行くなんて、夢にも思わなかったよ。』
『確かにねー。それだけ悩んでたんじゃない?』
『悩んでたなら、強がってないで事態が悪化する前に話し合いすればよかったのに、後からあの時はって言われても、後の祭りでしょ。
正直、美咲の事を思ってとか言ってるけど、思い通りに行かなくなって、全部人のせいにし逃げてるだけ。
和馬は、しっかりしてるようでガキなんだって。
付き合ってる時は、何でも自分の思うように美咲を操ってたんだから、言えばよかったんだわ。
挙げ句、よく見つめ直すとか言っておきながら、女作ってるとか有り得ないしょ!』
『………。女に関しては今も嘘だと思ってる。』
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