運命の日

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ホテルの一室に入り、美咲は和馬の薬指を確認した。 和馬が、指輪をしていなければ、諦めようと思っていたのだ。 多少の期待は、あった。 しかし、和馬の薬指には二人で選び、これから人生を共に歩んで行く事を誓った大切な指輪はなかった。 「やっぱりダメか…。」 ふと和馬の顔を見た時に、あるものが目についた。 それは…………。
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