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-AM12:07学校-
あー…だるい…
学校に来るなり教室に向かわず、真っ直ぐ屋上に来てしまった…
まぁ、どのみち遅刻だし…ここでのんびり煙草でも吸うか…
……いい天気だ…こういう日は寝そべりながら煙草を吸うのは、凄く美味く感じる…
~♪♪♪……
ん…メール?………何だ竜司か…
【受信:下駄箱に靴あったけど、何処にいるー?一緒に昼飯食べよ!】
……うん…無視無視♪
『俺は今一服中~♪』
何て独り言を言い…このままサボりを決め込むことにする…だが…どーやら誰かが屋上に上がってきたみたいだ…
でも無理無理。ドアにはちょいと細工をしてるから、まず中には入れないのだよ♪
ガチャガチャ…ガチャガチャ…
『無理無理♪大人しく帰りなさーい♪』
ガチャガチャ……ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!
ドンドンドン!!
『だー!うるせーな!!いったい誰だよ!』
俺は余りの騒々しさに体を起こしドアの方に向き直る…するとその直後…
凄まじい音とともにドアが開いた…
…あれ絶対に鍵壊れたよな…
そして屋上に入ってきたのは柔道部主将の《軽石 太郎》2年の先輩だ…
うわー…この人苦手何だよな…1年の時から高校全国の一歩手前まで行き、名を広めた恐ーい先輩…
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