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こんなつまらないものだろうか。
ありえない力をもっていても、退屈していればそれはやはりつまらない。
歴史上の偉人達は人生をどのように解釈していたのか僕は知ってみたい。
ピンクの花びらが迎えてくれた入学式は、どうという事のない普通の入学式だ。
右の青い瞳から涙がでてくる。
凄く眠い。
左の眼は光がないため眼帯をしている。
「長い。」
ヅラがはずれれば、ピカーっと後光が光りそうな校長の話を一言で感想を言う。
暇つぶしに癖のある黒の前髪を人差し指でくるくるに丸めているのだがそれも飽きてきた。
「あの校長のヅラ、燃やしたら面白そうだな。」
そんなくだらない理由でこの世界ではありえない力を使った。
「ファイア。」
この判断が退屈が後悔へと誘う事を僕はまだ知らない。
prolog-僕と入学式と偶々校長のヅラ-end
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