0人が本棚に入れています
本棚に追加
「藤原レオ!あんたは私の騎士になりなさい!」
正直に言う。
意味がわからない。
鷲のバッチだからやはりこの人も先輩なのだろう。
だがさっきの先輩といい、今目の前にいる先輩といい、何故僕を探しているのだろうか。
「藤原レオは確かこのクラスのはず!でてこないなら、校長のヅラを燃やした罰をなすりつけて退学にするぞ。」
どんな権力者だと思いながら、もしかして犯人が僕ってバレてるんじゃという疑問もでてきた。
恐る恐る手をあげて声を出してみた。
「藤原レオは僕ですけど。」
「ふむ。さっき三年の先輩の時なんで返事しなかったの?」
「いや、しましたからね。『いないならいないって本人がいえよー』って言ったので『いません』って言ったらスタスタと歩いていったんです。あの先輩。」
「あんの本の虫…!!今度あいつの本全部燃やしてやる。あ、その時は君にも協力を頼もうかな。」
「な、なんの話ですか?」
僕の耳元で彼女は呟いた。
「この世界ではありえない力。私見ちゃたんだよねー。君、魔法使えるみたいだね?あ、ちなみに私は生徒会長ね。」
最初のコメントを投稿しよう!