騎士道~其の壱~

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かなり美人の生徒会長なので、はっきり言って緊張する。 珍しい長い緑の髪。眼鏡をかけているがそれでも綺麗だとわかる緑色の瞳。 胸もそこそこあり、ウエストも引き締まっている。 ヒップもいい感じに出ている。 そんな変態的思考をしていたら、その会長がまた耳元で囁いた。 「あ、別にとって喰おうとしてるわけじゃないからね。元々ここの生徒会は私を含めて“変人”が多いからさ。私の補佐になってもらいたんだよね。」 「魔法ってそんなの持ってるわけないじゃないですか。」 「そんなこと言っちゃってさっき“ファイア”って唱えてたじゃない。ちなみに嘘は通じないよ。馬鹿が発明した“プライバシーなんてないさ心理読み機”が私にはあるからね。さっきの君の変態的思考も筒抜けさ!」 「待て待て!先輩だけども言わせてもらいます。なんですかそれ!そしてなんてネーミングセンス!んでもって、馬鹿じゃないよね。それ本当に発明したなら滅茶苦茶天才だから!」 「話の骨をボキンと折らないでよ。」 「折らせたのは貴女だ!」 「君を“ツッコミ役兼おまけで副生徒会長”としよう。」 「更に待て待て!僕一年だからね!副生徒会長とか出世しすぎ!しかも副生徒会長おまけかよ!騎士になりなさいっていきなり来ていきなりボケ倒してなんで生徒会はいること決まったんですか僕!」 「私が決めたからさ!騎士も兼業でお願いするよ!」 唯我独尊にも程がある。 溜め息しかでてこない。 そして周りの眼が冷たい。 いや、あんな大声で叫んだんだから仕方ないか。
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