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睨まれたことでバツが悪くなった弟は
「なんだよ。
・・・自分のカレシだってしただろ。
俺だけそんな目で見るなよ。」
一瞬言い淀んで、でも最後は一気に言いのけた。
は?
一体なんのことやらと思ってると
「やっぱりか。」
と彼がボソリ。
は?
またもなんのことやら疑問ばかりの私。
そして当の本人がなんのことだか解らないのに、男ふたりは核心に触れていくようだった。
その話の流れから、ことの発端はどうやら私が体調を崩して寝込んでいたとき。
彼と弟が偶然にも顔を合わせたときのとこ、らしい。
体調を崩してる私をおいて彼がとっとと帰ってしまった。
私はそれを聞きながら、あぁそんなとこもあったなぁと懐かしむ感じですらあったのだけど
どうやらそのことがずっと弟の中では気になっていたようで。
簡単に言っちゃえば、具合の悪いカノジョを残して帰るとか、一体どういうことなんだ!!!とか思ったみたいで。
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