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「なぁに？1人で百面相しちゃって」
不意に私の思考に、れいちゃんが割って入ってきた。
怪訝な顔で私を覗くれいちゃんは、瞬間、への字に結んだ唇の端を持ち上げて、満面の笑みに変えた。
「な・・・なに？」
驚きを隠しきれない私は、れいちゃんの柔かな顔を見ながら、尋ねる。
こういう顔をした時の姉は
正直めんどくさい。
何かを企んでいる。
ふふっと笑ったれいちゃんは、少女の様だ。
とても人妻には見えない。
「ねっ！ゆいは今日の予定は？」
ほら・・・ね？
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