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いや…はぁ?
ちょっと待ってくれ…
俺「ちょっと待てやババア!!
俺はどうやってどうなってやがる!!!?」
イース「落ち着け阿呆、まぁ私もカッとなってやり過ぎた、今説明するから落ち着け。」
いや…
俺「落ち着けるかボケェ、俺の体はどうなってるんだよ?
何で首から下の感覚ねぇんだ?」
って聞いたら、このボケババア溜め息吐いて
俺の頭を持ったまま、湖に移動して水面に俺の姿映しやがった…
俺「俺の体はどこにやりやがった~~~!!!」
イース「いや…スマン、消し飛んだ。」
俺「消し飛んだじゃねぇよ!
どうしてくれるんだよ、修行どころじゃねぇだろうがぁぁ~!」
イース「だから謝っとるだろうが、しかし…首だけで生きてるなんて本物の化け物だな。」
そう、水面(みなも)に映る我が姿が、化け物以外に形容出来なくなっていた。
いやいや…首だけって…
手足はおろか体すらも無いこの状況でどうするんだ…
目から汗が…
これは冷や汗なんだろうな…
俺「師匠…俺はどうしたら良いんですか?」
汗が止まらん…
イース「とりあえず…」
え…何やってんだコイツ?
俺の髪の毛掴んで、大きく振りかぶって…
イース「もっかい逝って来い!」
投げやがった~!
俺はそのまま湖に向かって突っ込んだ…
俺「ガボ…ゴボゴボガボ」
お~ぼ~れ~る~!!!
たらふく水を飲みながら、湖の底に向かって沈んで行く途中で、俺に変化が現れ始めた。
ん?
視界を移動出来る!
おぉ!
手足がリアルに生えてきたぁ~
気持ち悪い…
何故か全く苦しくないので、そのまま俺は水面に向かって泳いだ。
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