5人が本棚に入れています
本棚に追加
俺「ブハッ…ゲホッゲホッ」
イース「やっと上がって来たか、早くこっちに来い。」
どうやらこのババアは怒らせたらダメな人種らしい…
俺「師匠、二度と俺に魔法撃たないで下さい…」
これは言っておかないと色々とヤバい。
次はマジで消滅するかも知れん。
イース「あぁ、心配するな。
ある程度お前に教えるまでは、魔法は撃たん。」
とりあえず最低限の寿命は確保出来た。
俺「で、今からどうするんですか?」
さっき、一回体が消滅してから、かなり魔力の流れが解ってきた。
イース「とりあえず魔力を練る訓練だな、流れが解ったなら、基本的な掌、肘、肩、頭、腹、膝、踵、爪先で練る訓練をしろ。」
イース「起きてから、腹が減るまでその訓練をしたら狩りに行く。」
イース「飯を食ったら食休みして、筋力トレーニングだな。」
イース「筋力トレーニングが終わったら格闘、剣術、槍術、弓術を日替わりで指導する。」
イース「この流れで、ひたすら訓練だ。結構キツいが覚悟はいいな?」
俺「はい、頑張ってみるので宜しくお願いします。」
イース「ではそろそろ狩りに行くぞ。
お前はこれを使え。」
そう言って、師匠はボックスから弓を取り出して俺に渡した。
俺「師匠、矢を持っていないのですが…」
弓があっても矢が無ぇと、お話にもならん…
イース「悪いな…忘れてた。」
そう言って師匠はまたボックスから矢筒を取り出した…空の・・・
俺「え~と…師匠、矢筒より矢を下さい。」
ボケてんのかこのババア?
イース「矢筒のベルトを腰に巻け、そしたらベルトからお前の魔力を吸いとって矢が出来る。」
なるほど、すぐにベルトを腰に巻く。
少しの脱力感が襲って来たが、筒には50本以上はありそうな、数えきれない矢が入っていた。
俺「これは凄いッスねぇ。」
どう言う仕組みなんだろう…
とか考えてたら
イース「さっさと行くぞ。」
とか言われて思考を中断し、返事をして師匠の後に続いた。
最初のコメントを投稿しよう!