修行

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俺「ブハッ…ゲホッゲホッ」 イース「やっと上がって来たか、早くこっちに来い。」 どうやらこのババアは怒らせたらダメな人種らしい… 俺「師匠、二度と俺に魔法撃たないで下さい…」 これは言っておかないと色々とヤバい。 次はマジで消滅するかも知れん。 イース「あぁ、心配するな。 ある程度お前に教えるまでは、魔法は撃たん。」 とりあえず最低限の寿命は確保出来た。 俺「で、今からどうするんですか?」 さっき、一回体が消滅してから、かなり魔力の流れが解ってきた。 イース「とりあえず魔力を練る訓練だな、流れが解ったなら、基本的な掌、肘、肩、頭、腹、膝、踵、爪先で練る訓練をしろ。」 イース「起きてから、腹が減るまでその訓練をしたら狩りに行く。」 イース「飯を食ったら食休みして、筋力トレーニングだな。」 イース「筋力トレーニングが終わったら格闘、剣術、槍術、弓術を日替わりで指導する。」 イース「この流れで、ひたすら訓練だ。結構キツいが覚悟はいいな?」 俺「はい、頑張ってみるので宜しくお願いします。」 イース「ではそろそろ狩りに行くぞ。 お前はこれを使え。」 そう言って、師匠はボックスから弓を取り出して俺に渡した。 俺「師匠、矢を持っていないのですが…」 弓があっても矢が無ぇと、お話にもならん… イース「悪いな…忘れてた。」 そう言って師匠はまたボックスから矢筒を取り出した…空の・・・ 俺「え~と…師匠、矢筒より矢を下さい。」 ボケてんのかこのババア? イース「矢筒のベルトを腰に巻け、そしたらベルトからお前の魔力を吸いとって矢が出来る。」 なるほど、すぐにベルトを腰に巻く。 少しの脱力感が襲って来たが、筒には50本以上はありそうな、数えきれない矢が入っていた。 俺「これは凄いッスねぇ。」 どう言う仕組みなんだろう… とか考えてたら イース「さっさと行くぞ。」 とか言われて思考を中断し、返事をして師匠の後に続いた。
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