修行

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でもな、師匠…解体のグロい場面を見て、しかもそれを指示してたにも関わらず 嬉々として肉を焼いているアンタはマジで凄いよ… 見てるだけでも気持ち悪い。 俺「よくあんな凄惨な指示を出して、嬉しそうに焼けますね? 気持ち悪くないんですか?」 俺は現代人だし、肉なんぞはパックに入ってる物しか食った事は無い そんな人間が原型を留めていた牛を肉のブロックに解体するのはかなり無理があるし、そのシーンは トラウマになっても仕方ないと思う。 イース「お前は血肉に慣れろ 殺した相手の血肉に怯える程度ならば、強さなんぞは役に立たん」 そりゃ理解は出来るが、簡単な事ではない 師匠が焼いてる肉を見ただけでも気分が悪くなるのに、慣れろと言われても慣れれるとは思わないだろ? 俺「努力はしますが、流石に今日は食えそうに無いのでそのまま休みますね」 そう言った時、師匠の目はかなり怖かった… イース「勝手にしろ」 どこかいつもとトーンの違う声に、内心ビクビクしながら 俺は平らな草原の芝生の上で目を閉じた 草を踏む微かな音が聞こえた、どうやら師匠が見下しているらしい… イース「阿呆が 例え肉体が無かろうが、食事が有るなら食わなければならないと教える所からか… まったく面倒な仕事だな 煉獄より地獄を味あわせてやる」 そう言って師匠は、俺の隣で眠りについた… いや…俺まだ起きてたり… 目覚めてからが果てしなく不安だよ…
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