修行

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その後、魔力を練る訓練が終わり 本当なら飯を食ってる筈なのに… イース「腕立ては50回、一度でも胸が地に着いたらやり直しだ。」 施設出てから10回もしたことねぇよ! 色々頭の中で愚痴りながら、何とか50回を終わらる。 筋トレのメニューは、腕立て50回、腹筋、背筋が100回、スクワット120回、兎飛び150回に、ランニング(体感1km)で、追々増やして行くらしい。 俺「ゼハァ…これは…久しぶりに…キツい…」 マジで施設以来の筋トレメニューだよ… イース「さて、15分休憩の後、今日は格闘の鍛練を始める。 せいぜい休め」 そう言うと師匠は目にも止まらない速さ(比喩ではない)で、視界から消えていった。 俺「冗談じゃねぇ…アイツは人間かよ…」 余りにもおかしな師匠と、鍛練や訓練のキツさに逃げようかとも思ったが、どこに逃げるかも分からないし、逃げ切れる自信も無いので大人しく休憩した。 イース「すまん、待たせたな では始めるぞ。」 休憩してた俺の背後から師匠の声が聞こえたので、俺は立ち上がり師匠に振り向いた。 俺「格闘って…格闘技なんかやった事無いッスよ?」 ケンカぐらいなら何度もやったけど、格闘技経験なんて全く無い。 イース「お前は私を殺す気でかかって来い。 では始める!」 そう言って目の前の師匠がいきなり消えて、横から拳が飛んできたのを、避けれるはずもなく… バキッ!! モロ顔面に食らって、吹っ飛んだ俺は3mほど地面を転がった…半端なく痛い。 俺「痛ってぇ~!! いきなりなんて事しやがる!」 俺はぶちギレて、師匠に殴り掛かった。 最初に出した右中段回し蹴りを、師匠は左足の裏で止めて、そのまま蹴り返す。 返された反動で、そのまま腰を入れた左ストレートを師匠の顔面に放つ。 女性の顔を殴るのは… このババァは女じゃねぇ!!
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