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「普通に考えろ、暗闇で36あると言われている煩悩を一切奪われ、お前は何日耐えられる?」
うん…3日耐えられん!
「でも、死ねないんですよね?」
飯も水もなく、1週間生きられる訳がねぇ
「煉獄は暗闇の世界、魂を黒く塗り潰し、消滅させる世界なのだ。
禁忌を侵した魂で、こやつ以外に一年以上耐えた魂は存在しない。」
それは…俺は絶対無理だ…
「あうぁ…」
「ふむ…流石にあの程度の力では喋れる程に回復せんか…」
閻魔大王がまたブツブツ呟いて、何かしたらしい。
物凄い光が元ゾンビを包んだかと思うと、スンゴイ怖そうな綺麗なお姉さん…イースさんが四つん這いで閻魔を睨んでる…
ダークブラウンの長い髪に切れ長の瞳の色は黒く、しかも一糸纏わぬ肢体はスバラシクグラマー
そんな女性を…
にらみ返してるよ…凄いな閻魔!!
「うっ…くっ…」
まだ上手く声帯?を扱えないっぽいお姉さんに閻魔が声をかけた。
「貴様をこちらに預かって550年、よくぞ存在しているものよ…」
「ふ・ざ・・ける・・・な…弟は・・無事・っく・なんだ・ろうな」
ガラガラの声で返すイース…
うん…スザマジ過ぎてついて行けん…
「儂の話を聞いていたのか?
550年だ…貴様の弟はすでに何度か輪廻の環を回っておるだろう。」
「っく…俺「閻魔様、何か飲み物でもあげないと話しも出来ないんじゃないんで?」…いら・ん」
イースって元ゾンビが、あまりにも苦しそうなので、閻魔にお願いしてみたが…
閻魔よ・・・怖すぎるだろ
その顔が!!!
そしてイースさん…アンタいらんって…
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