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「懐かしいね~ここにいると初めてここに来たときのこと思い出すよ。」
「そうだな。ここであそこで大成するって決めたんだもんな。」
「………。」
この三人はこの時期になると必ずこの場所へ自然と集い、夜が明けるまで語り合うのが慣習となっている。
ちなみに三人とも酒にはめっぽう強いため、どれだけ飲んでも素面(しらふ)状態のままだ。
「アルベルト、肘は診てもらったのか?」
するとアルベルトがむせかけた。
珍しい………。
「ふふふっ、まだだよねアルベルト?」
クリスがアルベルトに満面の笑顔で迫る。
アルベルトは僅かに目を反らした。
「まったく、相変わらず全然お前は変わらないな。」
「ほんとに。」
オーガとクリスは昔に思いを馳せた。
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