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クリスは回復した少年を連れて外を歩いていた。
普通こんなに早い回復はあり得ない。
勿論、クリスの力もあるが、それにしても早すぎた。
その事に関して、さすがの父も首をかしげていた。
｢自己紹介がまだだったね。僕の名前はラファエル・クリス・ヴェルネール。
神の色でわかるだろうけど神裔なんだ。
君の名前は？｣
クリスは少年に話しかけるが、少年からの応答は無い。
そこでクリスがはたと気づく。
｢ごっごめん！そっかそっか!!バウスフィールド語わかんないんだったね!!｣
そこでクリスは最近教えてもらったシャルパティエ語を使うことにした。
『僕の名前はラファエル・クリス・ヴェルネール。君の名前は？』
しかし今回もまた応答がない。
クリスはちゃんと伝わってないのか心配になる。
『………ガン。』
｢え？｣
『アルベルト・モーガン。』
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