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<悠浬said>
空を翔んでいる途中何かに気がつき地表に降りた
「スノウ、レイア。そっちはどうだ?」
<こちらスノウ。今のところ何も感じないけど…>
<こちらレイア。こっちも同じだ……もしかしたらこっちの動きを察知したかもしれねぇ>
悠浬は少し考えた様子で二人に目を合わせた
「大丈夫だよ。多分管理局関係のやつらには知られてないと思う」
<本当にそうかなぁ~?>
<どうゆう意味?>スノウが聞き返すと真剣な表情になった
<多分あいつら(管理局員)は俺たちがどう動くか待っているんだと思うぜ>
悠浬は少し微笑みを見せて目を閉じた
「心配ないよ。俺に勝てる奴なんてそうは居ない……あいつらが何をしたって関係ない。全部俺が叩き潰すから」
心配そうに2人は悠浬を見ているが、悠浬は構わず言い続けた
<まっともかく俺たちはお前を支持して此処にいるんだ。少しは頼ってくれよ>
「…わかった。すまないな……ありがとう」
そして通信を切って空へ飛ぶ瞬間気配を感じた
「何やら物騒な話をしているな」
悠浬がふり返ると如何にも騎士のような服を着たシグナムがいた
「お前は管理局の人間を探しているのか?」
「……」
悠浬は黙ったままシグナムの方を見ている
「私は今は、中央管理局の本職ではないが、友人に本職がいる。何か困ることがあるなら私が言っておこう」
「………」
だが悠浬は答えようともしない
「何かの目的かは知らんが良いことなら協力出来る」
言いながら少しずつ近づいていく
「そうですね。俺にとっては嬉しいことですけど、貴方側からしてみれば悪いことですね…夜天の書の守護騎士シグナムさん」
「なぜ私の名を?」
その事は口にはしてないにも関わらず彼は言う
「俺の目的は簡単さ。中央管理局の人間のある奴を殺すことかな?」
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