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俺って無能だなと感じずにはいられなかった。
そんな俺にしおりは追い打ちをかけるように言った。
「倉田君、付き合っている人とかいるの?」
「い、いや、いないよ」
突然投げ掛けられた質問にもしどろもどろ。
それもそのはず。
しおりはやけに胸の大きく開いた服を着ていた。
そのため俺の顔を覗きこむ度に、しおりの胸の谷間が俺の視界に入ってきた。
ホント俺って情けない・・・・。
そんな俺の気持ちも知らずしおりはさらに俺の前に屈み込み、胸元をチラつかせながら言った。
「えーーホント!?じゃあさ~倉田君私と付き合ってよ。私ずっと前から倉田君のこと好きだったんだぁ」
えっ俺のことが好き?
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