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その言葉に俺は過剰に反応していた。
いきなり誘われて、その上好きだと告白された。
俺の胸はざわざわとざわつき始め、今まで感じたことのない感情が一気に込み上げた。
なのにしおりは少し照れているだけで、平然とした様子で座っている。
なんだよ、この違いは!?
どうぜ俺なんか告白されたことなんて一度もないさ。
心拍数は上がるし、汗は出るし、顔だって赤い。
けど仕方ないだろ、なにもかも初めてなんだから。
そう必死に自分に言い聞かせていた。
「でも俺君のことあまり良く知らないし・・・」
ようやく返事を見つけた俺。
なのにしおりときたら──
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