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「あれっ、崇どうしたの?」
俺はしおりの身体から急いで離れると、ベッドから降りた。
そんな俺をしおり慌てて呼び止めた。
「帰る」
「えっ、ど、どうして?だってこれから・・・」
「うるさい!俺は帰ると言ったら帰る!」
しおりが必死に止めるのも聞かず、俺は急いで服を着るとホテルの部屋を飛び出した。
なんでだよ、俺のことが好きだったんじゃないのかよ。
俺はしおりのことを純粋に愛していた。
いずれは結婚したいとさえ考えていた。
なのにしおりのヤツは・・・・。
社長夫人ってなんだよ?
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