6338人が本棚に入れています
本棚に追加
「おいおい、黙ってたんじゃ分からないだろ？で、どうなんだよ」
「ああ悪い。是非やらせていただきたい。俺の会社を見込んでくれたおまえに感謝するよ」
「それなら話は早い。早速都合つけて打ち合わせといきたいんだが」
「ああ、ちょっと待ってくれ」
そう言うと、彬はスケジュールを確認し始めた。
「今度の木曜はどうだ？」
「木曜・・・・、午後からなら空いている」
「じゃあその日に打ち合わせということで」
「分かった。じゃあ我が社に来てくれないか。それと──、その時は例の秘書を連れて来いよ」
俺のセリフに、一瞬彬は言葉を詰まらせた。
「千秋！？な、なんで一緒に行かなければいけないんだ？あいつは実務に関係ない」
最初のコメントを投稿しよう！