神威の嘆きは伝わるか、伝わらないか

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神威の嘆きは伝わるか、伝わらないか

きらきら、星が降ってくる。 神の力を請い願う儀式だ。 閃光が目を妬いて無意識に瞼を閉じた。 きみは破魔の一族だよ いいえ、私は螢燈よ。静がその証拠。 きみはそうなんだよ 閃光から真っ黒な人の腕がにょろり、にょきり、出てきた。 おぞましさに悲鳴をあげる。 き、……みは、 両腕で顔を掴み、真っ暗な瞳孔で私をみる。 瞳孔には引き攣った私の顔が写る。 こちらの、こちらの、ものだ………――――― 気を付けて。 誘われないで。 私はあなたをずっと見守っている。 気を付けて。 ☆
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