久しぶりの再会

7/11
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
拳をするりとかわした彼女はしゃがみながら、ポケットから〝何か〟を取り出し、それを体につきだしたのだ。 俺は、その光景を見ながら身震いした。 外したら間違いなく少女は大けがをしていただろう。 ・・・だけど、気が付くとチンピラは気絶して動かなくなっていた。 (あ、あれは・・・) 手にはバチバチと音を立てたスタンガンを持っていた。 怖いというより、何より「逃げなきゃ」というセンサーが発動していた。 俺は彼女に完全にビビっていた。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!