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拳をするりとかわした彼女はしゃがみながら、ポケットから〝何か〟を取り出し、それを体につきだしたのだ。
俺は、その光景を見ながら身震いした。
外したら間違いなく少女は大けがをしていただろう。
・・・だけど、気が付くとチンピラは気絶して動かなくなっていた。
(あ、あれは・・・)
手にはバチバチと音を立てたスタンガンを持っていた。
怖いというより、何より「逃げなきゃ」というセンサーが発動していた。
俺は彼女に完全にビビっていた。
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