プロローグ?

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「まず街の中に入らないと」 そう、街の前に着いただけなのだよ。俺は。 というわけで、そろそろ入るか。 俺は自分の頭のなかで、ある光景を想像する。 そこにいても誰にも気づかれない。存在しているのかさえあやふやになった自分の姿を。 「よし!行くか」 門の前には帝国の兵士が立っている。しかし俺が通りすぎたというのに誰も動かない。 この兵士たちは俺が通ったことさえ気付いていないのだ。 何故か。それは俺が持っている能力のお陰。 簡単に言うと、誰にも気づかれない能力。まあ実際には違うのだが、こういった方が分かりやすいだろう。 これは俺がこの世界に転生する際に貰った能力で、この世界で一番使う能力だ。 他にも能力はあるのだが、今はまだいいだろう。 説明は終わり。ということで 「早く宿に行こう」 この街での拠点となる宿を探しに歩き出した。
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