第1章

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そんな二人とは俺は別に関係などないので、徐々に集まりつつある野次馬に加わり傍観を始めた。 ……忘れたかもしれないが俺は野次馬が好きなのだよ。 というわけで改めて二人を見る。 男の方は完全に酔っているおじさん。 顔は赤くふらふらしている。 対する女はまだ15、6だろうか?一般的に見れば綺麗と呼べる顔の絶壁の少女。 ……うん。どうみても知り合いじゃないし、男が酔った勢いで突っかかってきたってところかな? 「うらぁ!!」 と俺が考えてる間におっさんが少女に殴りかかった。 まあ殴りかかったといっても所詮はふらふらに酔った男の拳。当たる筈もなく普通に避けられ……………。
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