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「白いの、随分と失礼な事を考えるんじゃない?」
「ひっ!?」
「だから後輩をイジメるんじゃないっ」
また柊木先輩の制裁を受けてうずくまっている先輩。
何故だか分からないが、この人は他人の考えている事が分かるらしい。
その為に星明高校での先輩に目を付けられたら最後、術とか呪いを掛けられて泣いて下僕になるのを懇願すると専らの噂である。
だからある意味、星明高校の首領(ドン)は神坂御崎であると裏社会では有名だとか……。
「それ以上は、分かってるわよね?」
「す、すいませんっでしたーーっ!!」
不敵過ぎる笑みと一緒に僕の体を先輩の言葉が貫き、条件反射で謝罪の言葉を述べ、腰を90度折って頭を下げていた。
「と、とりあえず……一士、コレをお願いね」
「あっ、ごめんキツネさん」
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