1、始まりの瞬間
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「そんなに本気なの?」 みのりが、首を傾げながら私に聞く。 「…うん。」 「ふぅん?」 …聞いといてその反応かい。 私の学校までの道のりはそんなに程遠くはなくて、近い。 だけど、空本くんが通ってる所はちょっと遠い。 だから私達の方がすぐ着く。 空本くんを見れる時間は毎朝たった10分だけ。
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