1、始まりの瞬間

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別に、いい。 眺めてるだけ、見てるだけで充分。 誕生日も、好きな食べ物も何かも知らない。 むしろ知らなくていい。 知ったら、眺めてるだけじゃすまなくなりそうだからー…。 学校の下駄箱に着いて、靴を履き替える。 「瑞希行こ!遅刻するよっ」 みのりに手招きされて、慌ててみのりのもとに向かった。
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