1、始まりの瞬間

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「瑞希知ってるよね?瑞希が好きな人の高校ってガラ悪いって評判のとこだよ?」 「っあ、あの人はそんなんじゃないもん。」 「わっかんないよー?不良かもよ?」 「みのり。あの人のこと悪く言わないで…。」 あの人がどんな人か、知らないくせに。 幼稚園からの幼なじみの、みのりと話ながら私達のずっと前方に居る彼を見る。 いつも、数人の男子と登校している。 ー…ガラ悪くなんかないもん。 凄く、優しい人なんだから……。
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