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俺が助けたマジメ男子は、可愛い顔をしていた。
サラサラの黒髪で、目はぱっちり二重、唇は赤く染まっていて、身長は168センチぐらいで、俺よりちょうど、10センチぐらいの差があった。
ウィッグを被せたら女に見えるぐらい可愛い。
無口らしく、俺が話しかけても一言返すか、頷くかしかしない。
無茶ぶりで俺がお礼を求めたら、ポケットからミルキーを出し俺の前に差し出した。
ミルキーて、
お前.......
なぜかツボに入ったらしく、笑いが止まらなかった。
漸く笑いが止まった頃、
パッとマジメ男子の顔を見ると少しムッとしていた。
なんだ、違う表情もできんだ。
さっきから、無表情だったから........。
なんか、こいつ面白いな。
一気に興味が湧いてきた。
そのあとは、名前を聞き、尚人の手からミルキーを奪い取りまたな、と言って屋上を後にした。
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