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「腹.....減った.......」
「へ?昼飯食べにここに来たんだろ?」
そうだけど、ヤンキーに絡まれて食べれなかったから......
俺はフルフルと首を横に振った。
「なんかあったのか?ヤンキーに絡まれたとか?」
俺はコクンとひとつ頷いた。
「えっ!?けっ、怪我は!?」
「..........だいじょぶ、嶺也が......」
「あ、あぁ、そか。嶺也さん居たんだ、なら良かった。」
「......知り合い?」
「俺、嶺也さんの舎弟だから!それよりさ、腹減っただろ?飯食おうぜ!」
「......だめ、授業...」
フルフルと首を横に振りながら、答えた。
「いいんだよ、たまには。逆にお前はマジメ過ぎだ。」
「でも........」
「いーから、俺が腹減ったの。付き合って?」
なんとなく腑に落ちないけど、頼まれたら断れない性格らしく、頷くことしかできなかった。
そのあとは仲良く俺の弁当を二人で分けて、六時間目から授業に出た。
みっくんは寝ていたけれど。
あ、俺とみっくんは同じクラスなんだ。
2年5組!
1年の時もみっくんとは一緒だったけどね。
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