#いち

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「腹.....減った.......」 「へ?昼飯食べにここに来たんだろ?」 そうだけど、ヤンキーに絡まれて食べれなかったから...... 俺はフルフルと首を横に振った。 「なんかあったのか?ヤンキーに絡まれたとか?」 俺はコクンとひとつ頷いた。 「えっ!?けっ、怪我は!?」 「..........だいじょぶ、嶺也が......」 「あ、あぁ、そか。嶺也さん居たんだ、なら良かった。」 「......知り合い?」 「俺、嶺也さんの舎弟だから!それよりさ、腹減っただろ?飯食おうぜ!」 「......だめ、授業...」 フルフルと首を横に振りながら、答えた。 「いいんだよ、たまには。逆にお前はマジメ過ぎだ。」 「でも........」 「いーから、俺が腹減ったの。付き合って?」 なんとなく腑に落ちないけど、頼まれたら断れない性格らしく、頷くことしかできなかった。 そのあとは仲良く俺の弁当を二人で分けて、六時間目から授業に出た。 みっくんは寝ていたけれど。 あ、俺とみっくんは同じクラスなんだ。 2年5組! 1年の時もみっくんとは一緒だったけどね。
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