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Side 渚 渚『案内ありがとうございましたぁ。失礼しますぅ』 目的地に着くと甘える様な声音で副会長に御礼を言い、理事長室に入る。 渚『失礼します』 きちんと挨拶をする 理事長「君が転入生の天宮君かな」 声をかけて来たのは、20代後半から30代前半あたりの大人の色気漂うダンディーなお方でした… 渚『イケメン…滅んでしまえ…』 ボソッと言う。 理事長「クスリ…まさか初対面でそんな事を言われるとは、思わなかったよ。私はこの学園の理事長をしている、西園寺 昴(さいおんじ すばる)だよ」 渚の言った悪口も、大人の余裕で綺麗に流されてしまい 昴「隣の彼は私の恋人であり、秘書も勤めてくれている…」 要「桐生 要(きりゅう かなめ)です。よろしくお願いします、天宮くん」 恥ずかしそうに頬を赤らめ言うのは、まるで何処かの芸術品の様に整った顔立ちをした美人さんでした… 渚『ktkr~!理事長×秘書!王道学園バンザイ!生きててよかった!』 思わず本音が口から出てしまい 昴「君は腐男子かな?」 渚『なんで知ってるんですか?普通は“腐男子”なんて言葉知らないはずですよね?』 疑問形だが、核心している様な口調だったため素直に答え 昴「私の兄が腐男子なんだよ…要と付き合っている事を話したら、同じ様な事を言っていてね…その時に説明されたよ…半日…」 遠い目をしながら言われ 渚『“是非お友達になってください”と伝えてください!』 キラキラと目を輝かせお願いする 昴「…伝えておこう…」 若干引き気味で言われるが気にもせず、まだ顔も見た事のない腐仲間に会える日を楽しみにしていて 昴「そろそろ学園の説明しても構わないかい?」 渚『あっ…はい、お願いします』 苦笑いの理事長に言われ、漸く(ようやく)本題に入る
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