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は?異世界?マジ?いやいやあり得ないから。HA★HA★HA!
俺が現実逃避をしていると、姉貴が突然喋りだした。
「いやぁ。やっぱりこの世界は空気がおいしいなぁ~」
うん?
何だろう。今の発言を聞く限り姉貴はここが初めてではないように聞こえる。
俺は気になり姉貴に聞いてみることにした。
「姉貴?」
「ん?」
「姉貴はここに来たことあんの?」
「うーん……」
姉貴は少し悩む素振りを見せ、「あ」っと声をあげる。
「来たことある、っていうのはちょっと違うかな」
「どういう事だよ?」
「……知りたい?」
「あぁ」
知りたいに決まってる。
「ふっふっふ……ならば教えてあげよう」
急に姉貴は得意げな顔をし、胸を張る。
何故だろう、凄くムカつく。
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