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「で、どういう事だ?」
「ぬふふふ~」
「…………」
姉貴に説明の催促をするが、さっきから気持ち悪い笑い声をあげ、なかなか説明が始まらない。
そして読者のみんな、さっきから質問ばかりで済まない。
「知りたい?知りたい~?」
(♯^ω^)ビキビキ
ガシッ
「……え?直くん?」
ギリギリギリ
俺は姉貴の頭を鷲掴みにし、手に力を込める。
「いだだだだだだぁぁぁ!?」
余りにもムカついたのでアイアンクローを姉貴にお見舞いした。
「で、どういう事なんだ?」
「せ、説明するから!説明するから放してぇぇぇぇ!!」
姉貴がそう言うので俺は渋々姉貴の頭から手を離した。
「うぅ……痛い………。えと……じゃあ説明するよ?」
姉貴は頭をさすりながら説明を始めた。
「さっきも言ったけど、この世界は私と直くんがいた世界とは別の世界、つまり異世界なの。この世界は機械文明が発達してない代わりに、魔法文明が発達した世界。」
姉貴は真面目な顔で説明を続けていく。
普段からこんな感じだと良いのに。
「で、私がどうしてこの世界を知ってるかと言うと………」
「………言うと?」
姉貴は再び胸を張り、自慢気な顔で高らかに言い放った。
「私がこの世界、ノスタルディアの絶対神だからです!」
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