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志伊side
………癒軌の泣き顔が頭の奥から離れない…
胸の奥が痛んで……情けないけど、泣きたくなる
志伊「っ……ありがと…う」
癒軌はきっとその言葉を言ってほしかっただろう………
でもあの時…その言葉は出てこなかった
ふ、と俺は青い……蒼い空を見上げてみる
薄く……所々に小さく、寂しく浮かぶ雲が視界に入った
俺みたいだ……と思い、フッと自嘲気味な笑いが零れる
他に……他に好きな奴なんている訳がなかった
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