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癒軌を一番愛してた……凄く愛しかった
大切だった………他に眼中がいかないぐらい
………だから、離した……
志伊「でも………」
……知ってた、癒軌が俺以外に見てた人間がいることを………気付いてた
俺達は本当に脆くて薄っぺらだった
だから俺が癒軌を縛っては駄目なんだ…
……………そう、分かったから……
つ……と何かが俺の頬を這う
もう、俺の腕には戻る事はないであろう温もりを手繰り寄せる様にして自分の体を抱く
最後だから……本当に最後にするから言う事を許してくれ……癒軌……………
志伊「っ…………愛してる……」
end.
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