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1年4組―――
ガラッ
「座れ。朝のST始める。」
担任が入ってきて席を立っていた生徒たちは席に座る。
担「まだお前らは入学してきたばかりだがこんな時期に転校生だ。」
「なんで??6月だよ!?」
「おかしいよな」
生徒たちはざわつく。
担「静かにしろ。…おい入ってこい高島。」
担任が廊下の方に向かって言うと
青黒い制服を来た女の子が入ってくる。
担「親の仕事がこっちになって転校してきた高島明日香だ。高島、自己紹介しろ。」
明「…………」
明日香は下を俯いたまま口を開かずじっとしている。
担「おいおい、高島大丈夫か?」
明日香の肩を担任が軽く叩く。
明「は…はぃ。大丈夫です…。」
明日香はどうにか顔をあげてこれからのクラスメイトたちの顔を見渡すと一番後ろの席に変な威圧感を漂わせている3人がいた。
明日香
(…なんか怖いというか今まで感じたことのない感じ?)
担「高島??」
明「ぁっ…えっと…高島明日香です…昔はここらへんに住んでました…お願いします。」
担「じゃあ…空いてる席に座れ。」
明日香は言われた通りに空いている席に座ろうとしたが、その空いている席とは変な威圧感を感じた3人が横に並ぶ前の席だった。
つまり自分のすぐ後ろに3人がいる状態。
明日香
(ぇっ…)
明日香は一瞬席に向かうのをやめたが3人の中のメガネをかけている男の子がニコリと微笑みかけてきたので明日香は安心して席に座ることにした。
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