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あれからSTが終わって休み時間に入り明日香はぼーっと教室を見ていた。
すると女の子が話しかけてきた。
「ねぇ…高島さんって××小学校??」
明「なんで…?」
文「私は水谷文美。同じ小学校だったんだけど覚えてないかな??」
明日香は文美を見つめながら考え込む。
明日香
(……見たことあるような…ないような…)
明日香が考え込んでいると文美は明日香と同じ目の高さにして笑顔で問う。
文「思い出した??」
明「ごめんなさい…。わかんないや。」
文「仕方がないか。じゃあこれからはよろしくね。」
文美が言うと明日香は目を泳がせてから頷く。
明日香はふと思い出したように問う。
明「あのさ…文美ちゃん…」
文「あっ…文美でいいよ♪」
明「えっと文美…さっきまで私の後ろの席にいた3人って…なんかあるの?」
文「あぁ…3Sのこと??」
明「………3Sってサイズのこと?」
明日香が変なボケを言ったので思わず文美は体のバランスを崩しそうになる。
文「ち、ちがうょ…。3Sって言うのはthree the strongest。つまり強い3人組ってこと。あの3人は機嫌を損ねると怖いの。一番怒らせちゃ怖いのは鈴木蓮。」
明「鈴木蓮ってあの3人の中の誰のことなの…?」
文「なんでそんなに知りたいの…?」
明「……………」
明日香は俯いて考え込む。
そして文美は明日香の答えを待つ。
明「……わかんない。」
文「ありゃ。でも…近づいちゃだめだよ?ほんとに鈴木蓮ってのは金持ちで顔はいいけど機嫌が悪いと誰であろうと殴るらしいの。」
明日香
(……それは怖い。)
文「大丈夫??」
明「ぅん…大丈夫だよ。」
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