日常となりつつある俺の非日常

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俺を呼びつけるなど何事だッと、仕事の所為もあってか少々イラつきながらも俺様は足を運んでやった。 コンコン 「入れろ。」 「相変わらず言葉の使い方がなってないね。まぁ、いいや、開いてるよ」 ガチャ 「俺様を呼びつけることがあり得ないのにわざわざここまで来てやったんだ。感謝こそすれ、文句を言うとは何事だ。」 そういいながら理事長室に入る。 そう、俺様を呼びつけたのは、この理事長神崎瑠依だった。彼は40近くとは思えないほどの美貌を持ち、そのうえこの学園以外にもいくつもの学園を創立しているやり手だった。 あ、言っておくが、この学園は聖十字学園。幼等部からのエスカレーター式。因みに男子校だ。それに加えてこの学園はあまり家などに帰省できない。よって、自然と恋をする相手は男に向かっていく。 そのおかげで、ホモバイ率が9割という驚異的な数字を打ち出していた。
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