日常となりつつある俺の非日常

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「そうですか、ならいいんです。」 紫苑の表情が安堵のものへと変わる。確かに俺は族をやってるし、狙われやすい。だけど此処の学園は前にも言ったように年に何回かしか外出許可が下りない。だから最近はあまり喧嘩していない。よって、基本的に襲われることなど最近はない。 そんなことを考えていると、 「そういえば、どんな内容だったんです?呼び出しの内容。」 「あぁ、あの変態理事長の甥が来週来るそうだ。」 皆の顔が明らかにめんどくさそうな顔になってゆく。大方、あの理事長の血をひいてる甥ならやはり変態なのか?とか、だったらめんどくさいな。などと失礼極まりないことを考えているに違いない。
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