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「それじゃ、そこの右端のボク、しゃべってみせて」
「どうもこんにちは。よろしく!!」
当然ながら魔法を思わせるからくりに驚愕し、腰が抜けた。
それから数分が経った。
真樹緒は、マジックペンのケースを用意しだした。セルフコピーたちのGパンにそれぞれサインを付けてみせた。後ろの右ポケットにそれぞれ色分けしたのだ。
「これで一安心。もうこっちのボクとか呼ばないで、これからはカラーで呼べば大丈夫だろう」
「なるほど!!見分ける手段を色分けで区別かい?その趣向はナイスだな」
少年は、改まって異次元生命が何故この地球を目標にしたのかを質問してみた。
「複製術次元界とは、地球をモデルにして組織された空間なのさ。アンドレイアーという能力が生命維持装置の役目があるんだけど、今日の今日までその能力で生活してたのさ」
「ボクが持っている特殊能力が、異次元空間を守っていた?まるで軍事機密っぽい展開だな~」
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