156人が本棚に入れています
本棚に追加
外に出た後、俺は彼女に、
「少し歩こうか?」
そう言って、どこに行くわけでもないが、また歩きだした。
…そうだ。駅のあたりから夜景が見えるんだ。会話をしながら、自然と夜景の見える方へと並んで歩いてく。
すっかり夜になり、あたりはもう真っ暗だ。駅のすぐ側にある夜景が見える展望台へと着き、夜景に目をやる。
「わぁ~~!やっぱりここの夜景はキレイだねぇ!」
彼女が言う。
「いつも通ってるけど、いつもは夕方だからなぁ。こうして見るとやっぱりキレイだね。」
「うん!!」
夜景を見ながら、しばらく沈黙が続く…。
最初のコメントを投稿しよう!